◆相咲 杏光ブログ◆進化したい魂たちへ ~Letters from Ako~

サイキックリーダーが本職だが、占星術もお家の風水も美容も健康もと探究心が止まる所を知らない相咲 杏光のお仕事から日常までを幅広く書くブログです。

新訳童話2~もしも主人公が○○座だったら~

 

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はい、こんばんわ!

ようやく更新できましたーー!

しかし!長くなってしまった(笑)

 

皆さん、画面は遠くに離して見てね!

 

今回は牡牛座さんのお話♡

 

偏見と妄想のファンタジーへようこそ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

第2回 牡牛座のかぐや姫

 

昔、昔。
ある所におじいさんとおばあさんがおりました。


ある日、おじいさんが竹を取りに山へでかけると、1本の光り輝く竹を見付けました。

 

おじいさんは不思議に思って近寄ってみると、間違いなく目の前の竹が中から光っています。

 

《売ったらいくらじゃろ》
と邪な考えを持ったおじいさんは竹を切ってみる事にしました。

 

するとどうでしょう。
竹の中からは9cm程のなんとも可愛らしい女の子が出て来たのです。

おじいさんは女の子を連れ帰り、自分たちの子供として育てることにしました。


それからというもの、切った竹の中から小判や金が出る日が続き、

おじいさんとおばあさんはお金持ちになりました。

じぃ『これ、、天からの養育費じゃな』

ばぁ『いつ途絶えるか分からないし計画的に使いましょう』
お金持ちになっても財テクは怠らないおじいさんとおばあさんでした。


小さかった女の子はみるみると大きくなっていき、三ヶ月ほどで15〜16歳の娘になりました。
それはそれは美しく、この世のものとは思えない程でした。

美しく成長した女の子。
少し食い意地が張る所が難点じゃなぁー。とは、おじいさんの口癖でした。

そして、女の子に相応しい名前をと、おじいさんは秋田という男を呼んで名前をつけてもらう事にしました。


秋田は「なよ竹のおうし姫」と名づけました。

美しい姫君に相応しい名前が着いた。
それを記念して人々を集め盛大な宴を行いました。

おうし姫の美しさは、たちまち都を駆け巡り、世間の男達は身分をとわずどうにかしてかぐや姫と結婚したいと息巻いておりました。

おうし姫を噂に聞いては恋慕い想い悩んだのです。
まるでアイドルに焦がれるファンのように。。

 

しかし、おうし姫は公に出たがらないので屋敷内でも自室に引きこもり滅多に出てきません。

どう足掻いてもおうし姫を見る事は叶わない。
思い募ったストーカーすれすれの輩は自然淘汰されていきました。
そして、志の無い者はおうし姫の屋敷の周りから消えていったのです。

 

残ったのは五人の男達でした。
彼らは不屈の精神で夜昼となく通っておりました。
五人の男達の名は

石作皇子、車(庫)持皇子、右大臣阿倍御主人、大納言大伴御行中納言石上麻呂といいました。

 

これを受け、おじいさんはおうし姫にこう言いました

 

「おうし姫。おじぃもいい歳だ、明日ぽっくり逝ってしまう可能性もある。
世間の男女は結婚するものでな、お前もそれに倣ってはどうか」

 

それを聞き、おうし姫は、

大したことないビジュアルで且つ腹にどんな物を抱えてるかも分からず、いっちょまえに浮気でもされたら絶対後悔すると考えこう答えました。

 

「おじぃ。。どんなに名誉ある役職の人でも、お金持ってても、、いや、お金は魅力的だけど。。

相手も良く分からないうちに結婚なんて出来ないよ。お金は魅力だけど。
『私の言う物を持って来ることが出来た人にお仕えします』ってその人達に伝えて」

と言いました。

 

おじいさんは男達を集めておうし姫の意思を伝えました。

 

石作皇子には
「仏の御石の鉢」を。

 

車持皇子には
「根が銀、茎が金、実が真珠の木の枝で出来ているとされる蓬莱の玉の枝」を。

 

右大臣阿倍御主人には
「焼いても燃えないと言われる火鼠の裘」を。

 

大納言大伴御行には
「龍の首の珠」を。

 

中納言石上麻呂には
「燕の産んだ子安貝を。

 

求婚者達は狼狽えました。
それもそのはずです。
おうし姫が持ってくるように言ったのはどれも話にしか聞いたことのない幻の物ばかり。

結婚したくも何ともないおうし姫は無理難題を言って逃れようと考えたのです。

しかし、おうし姫にご執心の男達はその条件を呑みました。


ここから

おうし姫と男達の選定眼5本勝負が幕を開けたのです。

 

まず「仏の御石の鉢」を指定された石作皇子は奈良の奥深い山寺にあったなんの変哲もない鉢を持っていきました。
「これ、、なんか安っぽいなぁ。肌触りも微妙かなぁ。心の広い仏もこのレベルじゃ使う気しないと思うんですよねぇ。奈良のお寺から鉢消えたって聞いてるし偽物ですよね?」
おうし姫にあっさり見破られ石作皇子は敗退。


「蓬莱の玉の枝」を指定された車持皇子最初から本物を探すのは無理だと判断偽物を作りにいきました。

職人を雇い見事に言い伝え通りの物を作り上げおうし姫の元へ。
取りに行っていないだけで、原料は本物ですので、おうし姫は焦りました。
(ヤバい。本物に寄せてきたー!でも蓬莱じゃない証拠がないよー!)
おうし姫が焦っている所、車持皇子雇われたという職人たちがやってきて報酬を迫ったのです。
政府に嘘をついてまで作ったのに残念な敗退です。

 

「火鼠の裘」を指定された右大臣阿倍御主人唐の商人から『ソレ有ル』と言われ火鼠の皮衣を購入しました。
本来燃えぬ筈の皮衣。
おうし姫は「本当に燃えないか自分の手で試さないと!」と言い、

衣に火を付けました。
するとたちまちに燃えてしまい、あえなく偽物と分かってしまったのです。
残念、敗退。

 

「龍の首の珠」を指名された大納言大伴御行武家らしく自ら先陣を切り船で探しに行きました。
航海中雷雨を伴う嵐に遭い後ろに倒れた拍子に腰を強打します。
更に追い討ちを掛けるように重病にかかり両目は大きく腫れ、これは龍の呪いだと恐れ、戦線を離脱する事となりました。
残念、敗退。

 

「燕の巣の子安貝を指名された中納言石上麻呂は、誠実な人柄で庶民からも慕われておりましたので、おうし姫も少し良いかも♡と思っておりました。
しかし、誠実な人柄故か部下に任せるなどできませんでした。
石上自ら小屋の屋根に作られた巣まで登り子安貝らしき物を掴みましたが、転落して腰骨を骨折してしまいます。
しかも手にあったのは子安貝ではなく、燕の古い糞でした。
その後、中納言は凹みに凹み病床にあることを聞いたおうし姫は見舞いの歌を送りました。
それを受け中納言が返歌を書き終えた所で、息絶えてしまいました。
こちらも敗退。


そんな5本勝負が時の帝にも伝わり、帝はおうし姫に会いたいと言いました。

帝は使いとして内侍中臣房子を派遣し、房子はおばあさんにおうし姫と対面させるよう迫りますが、再三の説得にも関わらず、徹底的に拒否されます。

 

この事を帝に伝えると、
帝は『え、マジで?』と一旦は思いとどまりましたが、
やはり会いたいと、おじいさんを呼び出しました。

「おうし姫をくれたら官位をやる」と言ったのです。

 

権力に弱いおじいさんは大喜び。

おじいさんの働きかけにもかかわらず、おうし姫は言いました。

 

「いや、いくら帝が来て私に嫁に来いって言ってもね、ちぃっとも畏れ多いなんて思わないし。私のペース崩されんのとか無理」

 

と言って姿を見せようともしません。

こんなマイペースで聞く耳も持たないおうし姫ですが、帝は諦めません。

 

おうし姫は
「無理に輿入れさせ様とするんだったら私失踪するから!」
とおじいさんに言いました。

 

おじいさんがこの事を帝に伝えると、帝は狩りにいったついでに寄って不意をつくというしょうもない作戦を練ります。

そして、おじぃの引率の元、おうし姫の家に入ると、光に満ち輝いているおうし姫を見ました。

帝は初めて見たかぐや姫に大層心を奪われ、迫ろうとしましたが、

おうし姫は一瞬のうちに身体を光に変えて消えてしまいました。

地上の人間ではないと帝は悟りましたが、そこがまたより一層の魅力に感じたのです。

日頃仕えている女官たち。
いくら可愛いと思っていたあの女官でさえ、おうし姫に並ぶ者は無い。

気付けばおうし姫にばかり考えと心が流れるのです。
そして帝はおうし姫に歌を送りました。

 
帝と和歌文通をするようになったおうし姫。

3年の月日が経った頃、おうし姫は月を見て物思いに耽ることが多くなりました。

8月の満月が近づくにつれ、おうし姫は泣くようになったのです。

 

おじいさんがどうしたのかと聞くと、おうし姫はこう答えました。

 

「実は私この国の人間じゃなくて月の都の人間なの。
15日に帰らないといけないの。。
少しだけだからー。って我儘通して来たは良いものの、地球マジ居心地良すぎて長居しちゃったんだけど。

なんか、変なの一杯寄ってくるし、
嫁に来いとか言われるし、、もう帰る!!」

 

そのままストレートに伝えると角がたつので、おじいさんが上手いことオブラートに包んで帝に伝えると、

帰してなるものかと勇ましい軍勢を2,000人程派遣してくれたのです。

しかし、どれ程頑丈におうし姫を匿おうとも、この世の者ではない者達に敵う筈もないのです。

 

おばあさんに抱きしめられながらおうし姫はこう言います。

「ほんと、あの人達には敵わないから。
感情薄いから何考えてるか分かんないし、、本当は帰りたくなんてないよ!

ご飯美味しくないし!」
おばあさんは最後のが本音じゃない?とも思いましが、大人なので黙っている事にしました。

 

やがて、真っ暗な家の周りが、昼間の様に明るく光り始めました。

すると大空から雲に乗った者達が現れたのです。

『じいさん。
あんたは、私達が与えた金や財宝を財テクに回し私服を肥やした。
実は姫は月で罪を犯したのです。
姫をこの世で反省させるためにお前のような金のことばかり考える財テク野郎の家に預けたのだ。
もう姫の反省期間は終わっている。返していただこう』

 

頑として譲らないおじいさんに痺れを切らせた月の者は、強硬手段にでます。


『はーい、姫。こんな下賤な世界長く居たらおかしくなっちゃうから帰りますよ!』

 

あれ程厳重にしていた扉や窓は自然と開いていきます。

 

いよいよお別れの時が近づいて来たのです。

 

おじいさんはせめて見送るだけでもと縋ります。

 

おうし姫はおじいさんを悼ましく思い、この先私が恋しくなったら見てください。

と、薄紅色の和紙(特注品)にしたためた手紙を渡しました。

 

月の国の者の手には2つの物が握られておりました。

1つは天の羽衣
もう1つは不死の薬です。


薬を持った一人の天人が
「さぁ、姫。穢れた所におりましたので、ご気分がお悪いでしょう?」
と、言って薬を渡して来ました。

 

同時に天の羽衣を着せようとしてきた天人を止め、帝への手紙と歌を書きました。

 

ー天の羽衣を着る時になった今、想い浮かぶのはお慕い申し上げている貴方様への心残りでございますー

 

その手紙に、不死の薬を添え、中将へと渡しました。

 

中将が受け取ると見計らったように天人はさっと天の羽衣を着せました。

 

おうし姫のこれまでおじいさんへの感情はこの瞬間に消えてしまいました。

あれ程に己の感情に正直であったおうし姫は一切の感情を失くしてしまったのです。

 

おうし姫が月に帰った後、

中将から手紙を受け取った帝は深く深く悲しみました。

食欲も無くなり、歌を詠むことも、楽器を奏でる事もなくなりました。

官職を呼び、
「どの山が天に近い?」
と尋ねます。

ある者が駿河の国にあると言いました。

「もう、会うことも無い。落ちた涙に浮かぶ我が身にとって、不死の薬が一体何になるのか」

と詠み、おうし姫からの不死の薬と手紙を、薬の壺も添えて使者に渡しました

駿河の国にある日本で一番高い山で焼くようにと命じたのです。


使者は士(つわもの)達を引き連れて、不死の薬を焼きに山へ登りました。

 

それ以来、その山は「ふじの山」と名付けられました。

その時おうし姫への歌と不死の薬を焼いた煙は今も雲の中に立ち昇っていると言い伝えられております。

 

ー終ー

 

と原作では切ないストーリーのはずですが、


おうし姫だとこうなるのです。

 


おうし姫が月に帰り、数年の時が経ち、都にはある噂が流れて参りました。


駿河の国の高山に、この世の者とは思えぬ美しき女がいる。

 

もちろん帝の耳にもその噂は入りました。

 

帝は居ても立っても居られず、駿河に向かいました。

 

険しい山道を、ひたすらに、ただひたすらに登っていきます。

 

帝、蹴鞠と乗馬以外も出来たんだー。

お供の者達も驚く程の体力。

 

これ程までに女への愛情が深い男だったのかと感心する者さえいます。

 

そして、ようやっと辿り着いた頂きには険しい山に似つかわしく無いログハウスのような小屋が建っておりました。

看板のような物もあります。

 

[茶屋なよ竹]

 

なんだか微妙なネーミングセンス。

 

帝は棒のような脚を叱咤して進んで行きます。

 

ーカランカランー

 

「あら、いらっしゃい。こんな所まで大変だったでしょう?」

 

全体的に木で誂えられた内装。
照明はオレンジの間接照明が部屋の何箇所かにあるだけで決して明るいとは言い難い。

 

しかし、帝には暗い中でも光り輝く後ろ姿がしっかりと見えておりました。

グラスを拭いている後ろ姿。

 

「・・姫」
「もう。。待ちくたびれちゃったじゃない。
直ぐ来るかと思ったのに、帝があんまり遅いから商売繁盛しちゃってるんだからね」

 

なんとそこには月に帰った筈のおうし姫の姿があったのです。

 

月に帰った直後は記憶がなかったものの、暫くして地球での生活を思い出してしまったのです。

 

思い出してしまったら止まりません。

滑らかな絹の触り心地。
美しく色彩豊かな着物。
上質な紅や化粧品。
美味しい、海の幸、山の幸。
全部の感覚が思い出されます。


泣いて泣いて、毎日泣いて、挙げ句の果てに地球に行かせてくれないなら仕事しないと言っておうし姫は超例外的に月と地球を行き来することを許されたのです。


茶屋はおうし姫の趣味でございました。


日本中の優れた茶葉や菓子を取り揃え、水は山の湧き水。
夏は氷菓子。冬は善哉と季節の食べ物も拘って出していたのです。

 

おうし姫の美しさと合わせ、その味も評判を呼び瞬く間に都へと噂が広まりました。


優れた財テクを持つおじいさんと、おばあさんも心配ではありましたが、
何よりおうし姫を奮い立たせたのは帝でした。

 

所有意識の強いおうし姫にとって自分の物をあげることは何よりの愛情表現だったのです。

それを燃やされたとあってはおうし姫も黙っていられませんでした。

 

かといって帝がくるまで暇で仕方ない無いということで、持ち前の感性と味覚を活かして茶屋をする事になったのです。
今となっては香や羽織物まで扱っています。

 

こうしておうし姫は月と地球(ふじの山と都)を行き来して、
帝ともおじいさん、おばあさんとも幸せに暮らしたのでした。

 

めでたしめでたし。

 

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相咲杏光 profile

 ■ サイキックリーダー

■ 占星術
■ オーラソーマプラクティショナーLevel3
■ ホリスティックビューティ-アテンダン

 

☆メッセージ☆
幼少期からのサイキック能力が目覚めたのは高校の時でした。
サイキック能力に悩まされるも克服。
その後、己の才能を人に還元する為サイキックリーダーとして活動を始めます。
掲げる理念は、『それぞれが自分の人生に責任を持ち、自分の魂を自分で生きること』
その場凌ぎの言葉は言いません。
真に向き合う気持ちのある方に、真正面からセッションをします。

 

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