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新訳童話6〜もしも主人公が〇〇座だったら〜

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こんばんは!٩(๑′∀ ‵๑)۶

 

さて、いよいよ折り返し地点にやってまいりました!童話シリーズ!

 

今回はこの星座!!

 

有名童話がこの星座にかかるとどうなるか!

長いですけど(笑)

お楽しみあれー☆

 

 いざ、偏見と妄想の世界へ☆

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

第6回 乙女座のシンデレラ

 

昔々ある所に、仲睦まじく幸せな家族が住んでおりました。

 

家族は貴族の出身で裕福ではありましたが、働かざる者食うべからずの精神を掲げており、非常に勤勉な家族でした。

父は国の外交官を。

母は自宅に子供達を招いて異国語の先生をしておりました。

 

夫婦には幼い1人娘がおり、周囲に気遣いの出来る非常に優しい子でした。

名をおトメと言いました。

 

ある雪の日、おトメの母親は病に伏してしまい1週間の寝ずの看病にも関わらず息を引き取ってしまいました。

 

母親が亡くなってから7年程経った頃でしょうか。

父親は新しい母を連れて来たのです。

 

『おトメ。今日からこの方がお前のお母さんだよ。仲良くやりなさい』

『宜しくねおトメさん』

「えぇ。勿論よ。お父様が認めた方なら素敵な方に違いないもの」

 

おトメは快く新しい母親を受け入れました。

いつもならば初対面の人間は基本疑ってかかるのですが、

大好きな父が連れて来た女性だから良い人に違いないと決め込んだのです。

 

継母となった女性には2人の連れ子がおりました。

 

『ほら、あなた達も挨拶なさい。今日からあなた達の妹になるおトメさんよ』

『宜しくおトメ!ねぇ、あなた随分大人しいのね!猫被ってるの?』

『宜しくね!おトメ!ほんと、何かいじめられっこって感じ〜』

 

新しい義姉達は初対面にも関わらず失礼な事をズケズケと言ってのけます。

 

「皆様・・宜しくお願いします」

(どうしよう、、この人達・・・・・バカっぽいわ)

おトメは口では従順なレディを装い挨拶をしました。

おトメはバカが何より嫌いでしたのでこの時点で、

おトメの中の【義姉を大事にするゲージ】は-50になりました。

 

こうして、父とおトメ、継母とちょっとおバカな義姉2人の生活は始まったのです。

 

 おバカな義姉達の振る舞いにも慣れ始めた頃、

それは大きな嵐の夜でした。

おトメにとって大切な大切な父親の訃報が飛び込んできたのです。

 

東方の国へ仕事に行った帰りの航海で、大嵐に遭い船の動力部が壊れてしまい航行不能になった所を漁船に助けられたらしいのですが、出発時に患った肺の病が悪化し帰らぬ人となったのです。

 

 

おトメは泣き崩れました。

母が亡くなってからというもの、父親だけが大切な家族でした。

大好きだった父親がもう自分の元には帰ってこない。優しい笑顔を向ける事は無いのだと思うと、失った存在の余りの大きさに心が張り裂けそうでした。

 

 

涙が枯れる程泣き続け、泣き腫らした目で部屋から出た日の事でした。

 

『おや、おトメ。出てきたのね』

 

そう言った継母の手には見覚えのある字で宛名が書かれた封筒が握られておりました。

 

「それは、、」

『あぁ、お父様からよ。あなた宛にだけ手紙が届いたの』

 

パサっと捨てられるように目の前に置かれた封筒の文字は所々雨で滲んでおりました。

 

『勝手に死んで、遺した物があなたへの手紙だけだなんてね。

まともな家に入れたと思ったらこんな、、。とんだ誤算だわ』

 

 おトメは怒りに震える手を悟られまいと、唇を噛み締めました。

 

ーもしかしたら、この人は素直に悲しめないだけで、本当は涙も出ない程辛いのかもしれない。自分だけ悲しいなんて思うとか私はなんて性根の悪い女なのー

 

おトメは一瞬でも継母を憎く思った自分を責めました

自己反省は常に感情と対にあるのです。

 

 「・・自室で読みますね」

 

このままでは自分の黒い感情に飲まれてしまう。何とか穏便に済ませなければ。

と思いおトメはその場を離れようとします。

 

 『あぁ、おトメ。今日からあなたの部屋はお義姉様が使う事になったから、お部屋を移動してちょうだい』

「・・え??」

 

おトメは耳を疑います。

 

『屋根裏っていう素敵な空間。親無しの貴方にピッタリね(笑)』

『ホントホント(笑)お義父様がいなくなったのにこの家に置いてあげてるんだから、あなたは明日から私達のお世話係よ』

 

義姉達から告げられる驚きの展開。。

 

おトメの美しいドレスは義姉達に取り上げられ、代わりにボロボロの薄汚れたドレスが渡されました。

 

 その姿はまるで灰を被ったようでしたので、

おトメの名前はシントメラと呼ばれるようになりました。

 

 この日から継母と義姉2人との辛い日々が始まったのです。

 

 

ーある日の朝ー

『シントメラ!シントメラ!!』

 「はいお継母さま」

 『台所の水漏れだけど・・』

「それなら昨日の内に軽く補修して、今日の朝一で業者を手配しておきました」

『え、あ、あぁ、、、そう、、。たまには使えるのねお前も』

「失礼します」

 

ーある日の午後ー

『シントメラー!シントメラー!!』

「はい何でしょう」

『私が昨日取っておいたおやつはどこ!?』

「それでしたら昨日ご自身で全部食べてましたよ」

『えぇー!?あたしアレお気に入りで毎日食べてるの知ってるでしょー!?買ってきなさいよ!』

「それでしたら、一昨日に発注してますのでもう直ぐ届くと思います。毎日食べる量を見て平均的な摂取量を計算して1ヶ月分を発注しておきました」

『・・あ、、ありがとう』

 

ーまたある日の晩ー

『シントメラー!シントメラー!』

「はい、なんでしょう」

『私の部屋の・・

「クローゼットの中にある穴の空いたドレスなら繕っておきました。

因みにシルクの糸なので手触りも遜色ありません」

『・・・・・・・』

 

 

『お母様!シントメラ全然可愛げが無いわ!』

『苛めようにも全部先読みされて手段が全部潰されるのよ!!』

『まったく、あの計算高い娘め、、、っ!』

継母達がシントメラをいびろうにも、家事は優秀家中埃もない料理も栄養管理が完璧な料理を出されて、ここに住む前よりも健康になっている始末。

シントメラには隙がありませんでした

 

 何だかシントメラが優勢な日々を送るある日でした。

 

継母と義姉の浪費が激しく、豊かにあった財産が底を尽きそうになっていた頃です。

お城から舞踏会の招待状が届いたのです。

 

なんでも王子の花嫁を探すための舞踏会だそうで、国中の若い娘が対象でした。

 

『お前たち!このチャンスを逃す訳にはいかないわよ!』

 

継母と義姉はやる気に溢れています。

 

シントメラも対象になりますので、心が躍りました。

 

(お城に行ったら、紳士淑女の一流の作法を見たり会話が聞けたりするのね!

それにお城のシェフの作る料理も食べれるなんて、、レシピが増えるわ!)

どうやら目的は王子ではない所に向かっている様ですが、

久しぶりのテンションが上がる出来事です。

 

舞踏会当日。

 

城へ向かう為の迎えの馬車がやって来ました。

継母と義姉2人は綺麗に着飾って王子の心を射止める気満々です。

 

ですが、そこにシントメラの姿はありません。

 

シントメラは部屋で泣いていました。

 

折角、舞踏会のために作ったドレスを継母と義姉に破られてしまったのです。

 

 

「酷い。。酷いわっ。。舞踏会の為にダイエットメニューまで組んであげたのに、、

礼を言わないだけでなく恩を仇で返すなんてっ!!」

 

 

何でも器用にこなす上に、困っていたら助けてしまうシントメラ。

どうやら困っていた義姉達に下手に出る感じで頼まれてダイエットメニューを組んであげていたようです。

 

 「私も舞踏会に行きたいっ、、」

 

そう呟いたその時でした。

 

『シントメラ』

 

ハッと声のした方を振り向くとローブを被った優しげな女性が立っていました。

 

「どなた?」

『私は魔法使い。あなたお城の舞踏会にいきたいのよね?』

「はい。。でもドレスがこんな風になってしまって、、」

 

破れたドレスを握り締め、溢れる涙を拭います。

 

『シントメラ。あなたは良く頑張りました。私は魔法使い。

頑張ったあなたをお城の舞踏会へ連れて行ってあげるわ』

「本当ですか!?え・・・本当ですか!?」

 シントメラは思わず2度聞き返しました。

 

『先ずはドレスね』

 

ーベベデバベデ・ボー!!ー

そう言って魔法使いは呪文を唱えると、あっという間にシントメラのボロボロの服を素敵なドレスに変えてしまいました。

 

そして、外に出ると今度はネズミと鶏とトカゲを馬車と御者に変えてしました。

 

「凄いわ!魔法使いさん!」

『まだまだよ!あとは、そうね、素敵な馬車がいるわね。適当なカボチャを持ってきてちょうだい』

「魔法使いさん。適当って例えばどれ位かしら?直径で言うと?形は丸い方が良いのかしら?それともTHEカボチャの形が理想的なのかしら?走行の安全性に関係するだろうからちゃんとした物を選んでくるわ!具体的な指示をちょうだい!』

『一緒に行きましょう』

 

シントメラは非常にビビりですので、予測される不安は全て打ち消していく派です。

魔法使いは細かい詳細を伝え切れないと判断したのか2人でカボチャ畑に行きました。

 

そして、理想的なカボチャを見つけ馬車に変身させました。

 

『そして最後は素敵な靴ね!』

 

ーベベデバベデ・ボー!!ー

魔法使いが呪文を唱えるとシントメラの靴はあっという間に輝くガラスの靴に変身しました。

 

「わぁ!凄いわ!ありがとう魔法使いさん!しかもガラスの靴なのに伸縮性があるわ!」

『ただのガラスの靴だったら重みもあるし痛いからね!』

 

どうやら魔法使いとシントメラの物の価値観は同じだったようです。

 

「本当にありがとうございます。なんてお礼を言ったら良いのかしら。

今度何かきちんとお礼をさせて頂きます!」

『良いのよ。ご褒美だって言ったじゃない!早く行かないと、舞踏会が終わってしまうわ!』

「でも、、、」

 

シントメラは尽くすのには慣れていましたが、尽くされる事に慣れていないので戸惑いました。

 

魔法使いはシントメラにこう言いました。

『良い?シントメラ。この魔法は0:00には消えてしまうわ。

それまでに必ず帰ってくるのよ』

 

シントメラがしっかりと頷くと馬車は勢い良く出発しました。

 

 

一方その頃お城では王子を巡って女達の熾烈な争いが繰り広げられておりました。

 

 王子は女子バスケットの試合中のボールの取り合いのようなその光景に辟易としてしまい、ボーっと虚空を見つめていました。

 

(帰りたいなぁ)

 

 と思ったその時です。

 

舞踏会会場の扉が開かれ、見た事の無い美しい娘が入って来たのです。

 

シントメラでした。

 

会場中が騒めく中、シントメラはゆっくりと階段を降りてきます。

 

王子にはその姿全てがスローモーションに映り、周りにはキラキラとフィルターがかかっています。

 

 王子はシントメラの元に真っ先に進むとダンスを申し出ました。

優雅なワルツに合わせて美しいステップを踏む王子とシントメラ。

 

何とも絵になる光景に皆が見惚れました。

 

 『あなたのご趣味は?』

「薬膳とハーブを少々。あと筋トレとヨガもかじる程度に。

何よりの趣味は手帳を眺める事と細かい手作業です」

『素敵ですね。今夜は楽しんで頂けそうですか?』

「はい、とても。会場到着から受付、入り口までの導線も迷いませんでしたし、掃除も細かい所まで行き届いていて、料理も食材にムラはなく、飲み物の種類も豊富。

サービスの皆様も良く気がつく方ばかりで、、おもてなしの心を感じました」

 

 

『まだ会場に入って間もないのにそこまで見ているんですか!?』

王子は感動して更に心惹かれました。

 

 もっと語りたい、、そう告げようとしたその時です。

 

ーリンゴーン。リンゴーンー

0:00の10分前を告げる鐘が鳴りました。

 

「ハッ、、!11:50だわ!もう行かなきゃ!」

『え、まだ良いじゃないですか!』

「いえ、約束してるんです!5分前には戻らないと!」

 

シントメラは駆け出しました。

 

会場出口から馬車が停めてある所までの長い階段を一気に駆け下ります。

 

『待って!せめてお名前を!!』

「ごめんなさい!」

『僕はあなたともっと話したいんです!』

「ごめんなさい!また、何処かでお会い出来ましたら、その時に!」

 

王子が必死に追いかけますがシントメラは思いの外足が早く追いつきません。

 

『何故そんなに急ぐんですか!!?せめて理由を!』

「契約時間が0:00なんです!!!!」

『えっ!!?』

 

 そう言ってシントメラは馬車に乗って走り去ってしまいました。

 

 一足のガラスの靴を残して。。

 

 『契約時間・・・・』

 

王子はちょっと天然でしたので、そこじゃないだろって所を呟きました。

 

翌日から国中にお触れが廻りました。

 

王子が心捕らわれた美しい娘を探して、城のものが国中の若い娘の元にやって来て靴を履かせるというものでした。

 

城の者達はいよいよシントメラの家にもやって来ました。

 

義姉達は足のサイズが全然合わないにも関わらず、今日は浮腫んでるから、一晩で成長したなどと苦しい言い訳をして何とか花嫁候補に残ろうと必死です。

 

シントメラはその時庭のハーブ園の手入れをしておりました。

 

『お嬢さん。そのハーブは何にお使いになるんですか?』

「このハーブは、滋養強壮に効くので、今日の夕飯のスープに・・」

 

シントメラが声のした方に答えながら振り向くと、そこには従者の格好をした王子が立っておりました。

 

『お嬢さん。ご趣味は?』

「薬膳とハーブを少々。あと筋トレとヨガもかじる程度に。何よりの趣味は手帳を眺める事と細かい手作業です」

 

ダンスを踊った時のやり取りでした。

王子はしっかりと覚えていたのです。

 

『靴を、、履いて下さいますね?』

「はい」

 

王子はシントメラの靴のサイズに合う女性が少なくはない事を見越して、

顔と声を実際に確かめようと従者として紛れていたのです。

 

そして、あの日交わした会話でシントメラに辿り着きました。

 

シントメラは王子の元へ嫁ぎ、ちょっと天然で優しい王子しっかり者のお妃として国民に愛されて暮らすのでした。

 

ーめでたしめでたしー

 

あ、継母と義姉ですか?

 

こちらをどうぞ。

 

『お母さま。。私こんな家住めない!!』

『お母さまー、私のコルセットどこー!?』

『あ、冷蔵庫の食品全部カビてるわ』

 

シントメラがいなくなってからというもの、誰も物や食材を管理してくれる人がいなくなってしまったのでお家は荒れ放題。

 

シントメラと継母達は一切の交流がなくなってしまったようです。

継母と義姉はシントメラをいびり過ぎちゃったんでしょうね。

 

南無ー。

 

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お疲れ様でしたー!!

 

いや、本当にお疲れ様でしたー!

 

 

 

こんな私のフワッと占星術をご希望の方はこんなのもあるよ!!

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 メニューに占星術はないのでおまかセッションをご希望下さいませ♡

 

 

さて! 

次はあの星座だよー!

でも1日だけお休みするから、童話シリーズ更新は9/15あたりかな☆

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相咲杏光 profile

 ■ サイキックリーダー

■ 占星術
■ オーラソーマプラクティショナーLevel3
■ ホリスティックビューティ-アテンダン

 

☆メッセージ☆
幼少期からのサイキック能力が目覚めたのは高校の時でした。
サイキック能力に悩まされるも克服。
その後、己の才能を人に還元する為サイキックリーダーとして活動を始めます。
掲げる理念は、『それぞれが自分の人生に責任を持ち、自分の魂を自分で生きること』
その場凌ぎの言葉は言いません。
真に向き合う気持ちのある方に、真正面からセッションをします。

 

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